虫刺されに湿布や冷えピタを貼っても大丈夫?ダメな理由と対処法について

虫刺されに湿布や冷えピタは貼っていい?対処法についても

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虫刺されは日常的によくあるトラブル。

かゆみを感じたり刺された箇所が熱を持つと、とにかく冷やして楽にしたいですよね。

保冷剤や氷水で冷やすのが一般的ですが、子どもだとなかなかじっとしてなくて冷やすのも大変。

そこで使えそうなのが、貼って使える湿布や冷えピタ。

虫刺されの箇所にぴたっと密着するので冷やすのにぴったりそうですが、ちょっと待ってください!

虫刺されに湿布や冷えピタを貼るのは大丈夫じゃない(よくない)んです。

一時的にかゆみをとめることができても、症状を悪化させることも…。


今回は、虫刺されに湿布や冷えピタを貼ることについてや虫刺されの対処法をにまとめました。

虫刺されに湿布や冷えピタを貼っても大丈夫?

蚊

虫刺されでかゆみが出る場合、効果的なのが冷やすこと。

湿布や冷えピタは冷たさが長時間続くし、貼って固定できるからかゆみ止めに便利そうに見えますよね。

でも、ちょっと待って!

虫刺されに湿布や冷えピタを貼るのはNGなんです。

冷えピタを販売しているライオンのHPにも

目の周囲、粘膜、及び皮ふ異常(傷口、やけど、日焼けによる熱傷、湿疹など)のある部位にはご使用にならないでください。

使用上の注意

と記載があります。

虫刺されは皮膚異常に当てはまります。

気になるのは、なぜ虫刺されに湿布や冷えピタを貼ってはいけないのかということ。

理由を次の項目で詳しく紹介します。

虫刺されに湿布や冷えピタがダメな理由

湿布

虫刺されに湿布や冷えピタを貼ってはいけないのは、皮膚が荒れたり虫刺されが悪化する可能性があるため。

湿布や冷えピタには冷たさを実感しやすいよう、メントールが配合されています。

保冷剤や氷水のように単に水だけなら虫刺されにあてても問題はないのですが、メントールなどの刺激成分が虫刺されの箇所に触れると皮膚が荒れることがあるんです。



また、湿布や冷えピタは一度貼ると長時間つけっぱなしになりがち。

冷やしていることでかゆみなどは抑えられていますが、その分症状が変わったときすぐに気づくことができません。

湿布や冷えピタを剥がしたら、腫れが大きくなっていたなんてことも…。

ひんやりとした心地良さを感じているうちに、実は症状が悪化していた、なんて怖いですよね><


適切な処置が遅れてしまわないよう、虫刺されの際に湿布や冷えピタを貼るのはやめておきましょう。

虫刺されの正しい対処法

かゆみ止め

虫刺されのあった場合、正しい対処法をとらないと症状が悪化することがあります。

【蚊やアブ・ハチ・ダニ】の3つに分けて正しい対処法をチェックしましょう!

蚊やアブに刺されたときの対処法

  1. 刺された箇所を保冷剤や氷水で冷やす
  2. 市販のかゆみ止めの薬を塗る

蚊やアブに刺されたとき、困るのはかゆみですよね。

かゆいからといって我慢せずに掻いてしまうと、赤みが広がるだけでなく、化膿して雑菌が入り込むことも。

冷やすことでかゆみが収まるので、まずは保冷剤や氷水をあてて冷やしてください。

とは言え、小さな子どもは掻くなといっても我慢できずに掻いちゃうんですよね><

そんなときは市販の虫刺されパッチを貼ってあげて、物理的に掻けないようにしましょう。

ハチに刺されたときの対処法

  1. 刺された箇所を水で洗う
  2. 針をピンセットで抜く
  3. 保冷剤や氷水で冷やす
  4. 速やかに皮膚科を受診する

参考:みんなのハチ駆除屋さん

ハチに刺されたあと「チクっとしただけで大したことないから」と放っておくと、あとから重症化するケースも珍しくありません。

基本的には速やかに皮膚科を受診するのをおすすめします。


病院に行くまでにできることはあります。

まず刺された箇所を水で洗ってください。

その際、蜂の毒が出てくるよう絞り出すようにすると◎

よく映画なんかでハチや虫に刺されたときに直接口で吸いだすシーンがありますが、絶対に真似しないでください!

口内から毒が入ってしまいます><

針が残っていればピンセットで抜き、かゆみを和らげるために保冷剤や氷水で冷やしましょう。

一時的なかゆみ止めに保冷剤は便利なので、夏場以外も常に冷やしておくといいですね◎

ダニに噛まれたときの対処法

  1. 噛まれた箇所を水で洗い流す
  2. 嚙まれた箇所に軽く絆創膏を貼る

ダニに噛まれた場合、蚊に比べてあまりかゆみを感じることはありません。

「気づいたら噛まれてた」というのがダニの特徴といえるでしょう。

ただ、ダニは感染症を引き起こす恐れもあり、油断できません。

まずは噛まれた箇所を水で洗い流し、清潔にしてください。

その後、細菌や汚れから守るよう絆創膏で保護すればOKです。


基本的には上記の対処法だけで十分なのですが、まれに以下のような症状が出てくることがあります。

  • 刺された箇所に発疹が広がる
  • 1週間以上かゆみが続く
  • 頭痛がする
  • 倦怠感が出てくる
  • 腫れや傷みが出てくる

このような場合は感染症を引き起こしている可能性もあるので、速やかに皮膚科を受診してくださいね。

まとめ:虫刺されに湿布や冷えピタはダメ

虫刺されに湿布や冷えピタを貼るのはよくありません。

一時的にかゆみや熱を抑えることができても、皮膚を荒れさせたり適切な処置が遅れて症状が悪化することがあります。

虫刺されの対処法は虫の種類によっても変わりますが、基本は患部を清潔にし、かゆみがあれば保冷剤や氷水で冷やすこと。

また、少しでも異変が出ればすぐに皮膚科を受診するのも大事なことです。

「たかが虫刺され」と思わず、正しい対処法をとっていきたいですね。

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