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初詣の際に引くおみくじや、テレビ番組の星座占いランキングや雑誌の血液型占い。
私たちの身の回りには、思った以上におみくじや占いがあふれています。
どちらも迷ったときの道しるべとなるものですが、おみくじと占いには違いがあります。
それは、道を示すのが神様や仏様か人間かということ。
今回は、おみくじと占いの違いについて、またそれぞれの特徴をまとめました。
おみくじとは
おみくじとは、自分でくじを引くことで、神様や仏様からのお告げを授かるもの。
くじというと当たり・はずれといった単純な物事を公平に決めるために取る手段ですが、おみくじはそのくじに神様や仏様からのお告げをプラスしています。
【御神籤】と書くことからも、神聖なものであることが分かりますよね。
国の政治を決める際にも使われていたおみくじ
おみくじは神社やお寺で誰でもひける身近な存在。
そこまで信仰が深くなくても「とりあえず1年の運試し！」とおみくじを引く人も多いと思います。
しかし、もともとおみくじは国の政治に関わることや後継者を選ぶ際に使われていたそう。
それだけおみくじが信頼され、大事にされてきたことの表れと言えるでしょう。
今でも、山梨県にある【冨士山下宮小室浅間神社（ふじさんしもみやおむろせんげんじんじゃ）】では、流鏑馬祭りの際にさまざまな物事をおみくじで決めています。
おみくじで決める項目は多く、流鏑馬に参加する人・乗馬する馬・走る順番・使用する道具などさまざま。
また、走った馬のひづめの形で吉凶を見るというのもおもしろいですよね^^
神様や仏様からのお告げを授かるために大事なこと
おみくじは神様や仏様からの私たちへのメッセージです。
目的や意味もなくおみくじを引いてもあまりピンとこないかもしれません。
おみくじの内容をしっかりと受け止めるためには、まず参拝をしたあとにおみくじを引くことが大切。
神様や仏様に具体的な願い事や伺いたいことを伝えてから、おみくじを引きましょう。
おみくじは大吉から凶まで運勢があるので、凶が出るとがっかりしてしまいますよね＞＜
でも、安心してください。
おみくじの凶は、決して必ず悪いことが起きる予言ではありません。
おみくじで大事なのは書かれている内容を理解すること。
「この先どう行動したらいいか」具体的な指示が書いてあることが多いので、しっかりと内容を受け止めていけば大丈夫です◎
占いとは
占いとは、自分以外の人物が自分の運勢について道を示すこと。
占いを行う人物は占い師と呼ばれることが多く、独自の経験や勘、統計学からこれからの運勢を読んだり、過去の行いについて振り返ったりします。
占いの方法は占い師によってさまざまなので、同じ内容を相談しても答えは占い師の数だけあります。
どれが当たりでどれが外れとは一丸で決められるものではありません。
紀元前からある占い
占いの歴史は相当古く、紀元前のローマやギリシャでは生贄の内臓の色で物事を占ったり、古代中国では獣の骨を焼き、そのひび割れ具合から占っていたとされています。
少し前にブームになった風水も占いの仲間ですし、動物占いや血液型占いでは「動物（血液型）何？？」なんて盛り上がったことがあるのは私だけじゃないはず。
個室で占い師と対面で…なんて本格的な占いでなくとも、私たちの生活には占いが密接に関係していることが分かりますね。
高いからと言って当たる占いとは限らない？
対面占いを検索すると、1時間3,000円ほどのものから10,000円を超えるものまで値段がピンキリ。
なんとなく値段が高い占いは当たるような気がしますが、そうとも限りません。
値段が高く設定されている理由はさまざまですが、大事なのは自分と相性のいい占い師を見つけること。
私も以前「有名だから」と値段が高い占いを受けたことがあるのですが、占いを受けたあとはすっきりするどころかもやもやが残る結果に…。
値段も高かったので、余計もやもやしました（笑）
占いは人と人で行うものなので、大事なのは相性。
その相性のいい占い師を見つけるのがなかなか大変ですが、値段だけで決めてしまわず、雰囲気や口コミをよくチェックするといいですね。
おみくじと占いの違い
おみくじと占いの違いは、道を示すのが神様や仏様か、あるいは人間かということ。
運勢を占うという意味では、おみくじも占いの一種になんですね。
おみくじは自分で引くのに対し、占いは自分以外の誰かに占ってもらうものという違いもあります。
どちらも迷ったときに進むべき道を示してくれるものですが、忘れてはいけないのはおみくじや占いの結果は絶対ではないということ。
大事なのはおみくじを引いたあとや占ってもらったあとの自分の行動です。
良くない結果が出ても、その結果に注意して過ごせば問題ないですし、いい結果が出たからと言って努力を怠ると結果はついてきません。
おみくじや占いの結果に振り回されることなく、上手に活用していけたらいいですよね^^
まとめ：おみくじや占いは進むべき道を示してくれるツール
おみくじと占いの違いは、道を示すのが神様や仏様か、人間かということ。
どちらも古い歴史があり、私たちの生活に根付いています。
困ったとき迷ったとき、助けてくれる心強い味方がおみくじや占いですが、結果に振り回されないように気を付けたいですね。
