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最近良く耳にする「食用コオロギ」などの昆虫食。
コオロギを食べる!?と話題になっていますよね。
昆虫食が日本で注目されるようになったのは、2020年の無印良品が発売した「コオロギせんべい」ではないでしょうか。
さらに、2021年にパスコがコオロギパウダーを使用したお菓子やパンキットの販売を開始。
昆虫食はなぜ急に話題になったのでしょうか。
今回は、昆虫食がなぜ急に注目されて話題になったのか調べてみました。
昆虫食はなぜ急に注目されて話題になった?
昆虫食は世界の一部の国で昔から親しまれていた文化ですが、2013年に国連食糧農業機関(FAO)が昆虫食に関するレポートを発表しました。
食品及び飼料における昆虫類の役割に注目した報告書:食品安全委員会
その中には
- 全世界で人間は1,990種類を超える昆虫を食べている
- 昆虫の多くは良質なタンパクや脂質を含んでいる
- 亜鉛や鉄分の量も豊富
- 昆虫を動物の飼料にできればコストが低減できるのでは?
昆虫食には可能性がある、開発の余地がある、といったようなことが報告されています。
この報告がきっかけの一つとなり、多くの企業が昆虫食(コオロギなど)に注目していったようです。
そして、急に話題になったというよりは、2013年以降の積み重ねがあり
- 昆虫食の研究が進んできた
- 昆虫食に参入する企業が増えた
- 何年も前から昆虫食は注目されていた
- 大手企業が参入したことで認知度が上がった
有名な企業も昆虫食に参入し、ニュースなどでも取り上げられることが増えたため、目にする機会が増えたのだと考えられます。
個人的には、無印良品がコオロギせんべいを販売したことで、多くの人が「昆虫食」を意識するきっかけになったんじゃないかなと思っています。
そんな無印良品も、2019年にコオロギせんべいの開発のお知らせを発表しています。(フィンランドで昆虫食が販売されていたことがきっかとなったとか)
コオロギせんぺい開発のお知らせ:無印良品
無印のコオロギせんべいは開発に1年近く時間がかかっているとのことなので、少なくとも2018年にはコオロギ事業に参入しようとしていたことになりますよね。
今後も多くの企業が、昆虫食の商品を発表していくかもしれません。
昆虫を食べる文化は日本にもある
長野県では伝統的な食事として、蚕やイナゴを食べられてきました。
現在では、家庭で作られることはとても少なくなってきたそうですが、一部の地域では今でもイナゴを食べているとのこと。
長野県内の道の駅などお土産屋さんでは、昔ながらの昆虫食の販売もされています。
「信州昆虫食コンソーシアム」は長野県の有志の職員が立ち上げたコニュニティ。
県内各地で特徴的な昆虫食文化があるとして「これほど多種多様な昆虫を食べる県はない」と強調。
研究者らを巻き込み、各地の昆虫食の特徴を紹介する催しも開きたいとしている。
北陸:信越観光ナビ
伝統文化を絶やしてはいけないという思いで、活動をされています。
長野県の昆虫食は、イナゴの佃煮の他にも、パッタおやき、バッタ飴などがあります。
2022年には長野県の茅野市にコオロギの養殖場がオープン。
長野県立大学とクリケットファームの共同研究が開始しています。
長野県の伝統の食文化を守りながら、新たな価値を生み出すことが目的とのこと。
養殖場は工場見学もできるようになっていますよ。
長野県と昆虫食は深い関わりがあるんですね!
まとめ
昆虫食は2013年に国連食糧農業機関(FAO)が昆虫食に関するレポートを発表したことで、注目をあつめるようになったと考えられます。
大手企業が参入したことで、話題性が高まり、目にする機会も増えたのかもしれません。
昆虫食自販機などもありますもんね。
今後、昆虫食がどのようになっていくのか、とても気になるところです!