この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
お正月に欠かせない行事といえば初詣。
普段神社やお寺に行く習慣がなくても、新年のこの時期だけは参拝するという人も多いのではないでしょうか?
参拝の際、つい手を合わせながらお願い事をしてしまいますが、初詣でお願いしてはいけないことはありません。
ただ、お願いをするのであれば挨拶やお礼をきちんとする必要があります。
今回は、初詣ではお願いしてはいけないのか、初詣の願い事の作法についてまとめました。
初詣ではお願いしてはいけない?
初詣でお願いして大丈夫です。
ただ、お願いするだけでは意味がありません。
大事なのはお願いするのであればきちんと挨拶とお礼が必要ということ。
そもそも、初詣でお願い事をするだけで叶うというのは間違いです。
神様や仏様は個人のお願いに対し、良い方向に向くように見守ってくださる存在。
願い事が叶うのに必要なのは個人の努力であり、神様や仏様が何かしてくださるというわけではありません。
ですので、初詣でただ「〇〇になりますように」とお願い事をしてもあまり意味がないんですね。
初詣は神様や仏様に新年の挨拶をする場所と考えたほうがいいでしょう。
まずは、神様や仏様に昨年1年間見守って下さったことのお礼を伝えてください。
そのうえで、今年頑張りたいこと・叶えたいことを宣言します。
最後に改めて「頑張りますので、今年1年間もどうか見守っていてください」とお願いをしましょう。
対神様や仏様でなくても、いきなり挨拶もせずに「〇〇を叶えてください」「〇〇してください」なんて言われたら困りますよね^^;
気持ちの問題なので必ずしもこの方法が正解というわけではありません。
ただ、神様も仏様も挨拶をきちんとしてくれる・感謝のお礼を伝えてくれる人のほうが手助けしたくなると思いませんか?
一方的に自分の思いだけ告げるのではなく、まず挨拶、そしてお礼を伝えることが大事だと思います。
私もこのことを知ってから、神様にやりきりたいことを宣言するようになりました
お願いじゃなくて、「やりきるから見守っていてね」という感じ
初詣の願い事の作法と参拝方法
初詣は神様と仏様に新年の挨拶を行うもの。
最低限知っておきたい作法をチェックしておくと、当日「どうするんだっけ?」と迷わずに済みますよ。
初詣の願い事の作法
- 自分の名前や住所を神様や仏様に伝える
- 昨年1年間見守って下さったことへの感謝とお礼を伝える
- 新年に頑張りたいことや叶えたいことを宣言する
- 今年1年もどうか見守ってくださいとお願いをする
上記の願い事の作法が必ずしも正しいというわけではありませんが、一方的にお願い事を伝えるだけよりはきちんと挨拶やお礼を伝えることが大切だと思います。
まず自分の名前や住所を伝えるのは、神様や仏様に自分がどんな人間か自己紹介する意味があります。
どこの誰か分かった方が神様や仏様も見守りやすいといった考えからきたものです。
そして、昨年1年間見守って下さったことの感謝を伝えましょう。
お願いごとはそのあとです。
お願い事もただ単に「〇〇が叶いますように」と言うのではなく、具体的に頑張りたいことや叶えるためにこれだけ努力しますということも伝えるといいでしょう。
そのうえで、最後に「今年1年間もどうかお守りください」と神様や仏様にお願いしてくださいね。
神社の参拝方法
- 神社の鳥居の前まできたら一礼してからくぐる
- 参道の端を通って歩く
- 手水舎(てみずや)で手と口を清める
- ご神前についたら一礼してお賽銭を入れる
- 二礼二拍手一礼の作法で参礼する
- 参拝が終わったら鳥居をくぐり抜けたあとで振り返って一礼する
神社には聖域を区切るための鳥居があります。
神聖な場所に入るので鳥居をくぐる前には一礼をしましょう。
その後参道を歩いて手水舎まで向かいます。
参道の中央は神様が通る場所とされているので端を歩くように気を付けてくださいね。
神様に参拝する前には必ず手と口を清めましょう。
手水の作法
①右手でひしゃくを持って水をくみ、左手にかけて左手を清める
②ひしゃくを左手に持ち替えて、同じように右手を清める
③再びひしゃくを右手に持ち、左の手のひらに水を受け、その水を口にふくんですすぐ※直接ひしゃくに口をつけないこと
④口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手にかける
⑤最後に水を入れたひしゃくを起こして、柄に水を流してからひしゃくを元に戻す
参考:大國魂神社
その後、ご神前についたら会釈をしてからお賽銭をします。
お賽銭の額については誰もが一度は悩むところ。
「金額が少ないとお願いが叶わないんじゃ…」と思うかもしれませんが、お賽銭は神様への奉納の気持ち。
いくら額が多くても感謝の気持ちがなければ意味がありません。
そもそもお願い事が叶うかどうかは本人の努力次第。
お賽銭の額で左右されることはないので安心してください。
お賽銭を入れたらいよいよ参拝です。
「二礼二拍手一礼の作法」で参礼しましょう。
①深いお辞儀を2回繰り返す(二礼)
②両手を胸の高さで合わせ、右手を少し手前に引いてずらし拍手を2回する(二拍手)
③指先を揃えて心を込めて挨拶やお願い事をする
④最後にもう一度深いお辞儀をする(一礼)
これで参拝は終了です。
最後鳥居をくぐり終えたら、振り返って一礼するのを忘れずに。
お寺の参拝方法
- お寺の山門まできたら合掌して一礼してからくぐる
- 手水舎(てみずや)で手と口を清める
- 本堂についたら一礼してお賽銭を入れる
- 手を合わせて合掌をし、深くお辞儀をする
- 参拝が終わったら山門をくぐり抜けたあとで振り返って一礼する
お寺の山門は神社で言う鳥居のような意味があります。
俗世との境界にあたるので、手を合わせ合掌して一礼してから中に入ってください。
合掌とは仏様を拝むときのしぐさのこと。
お寺では神社のように「二礼二拍手一礼」はせずに、静かに合掌して仏様に挨拶をしましょう。
お寺の参道は中央を歩いても問題ないので、そのまま手水舎で手と口を清めます。
手水の作法
①右手でひしゃくを持って水をくみ、左手にかけて左手を清める
②ひしゃくを左手に持ち替えて、同じように右手を清める
③再びひしゃくを右手に持ち、左の手のひらに水を受け、その水を口にふくんですすぐ※直接ひしゃくに口をつけないこと
④口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手にかける
⑤最後に水を入れたひしゃくを起こして、柄に水を流してからひしゃくを元に戻す
本堂まで進んだら、一礼してお賽銭を入れます。
鈴があれば鳴らしてから、手を合わせて静かに合掌しましょう。
合掌が終わったあとは手を合わせたまま深くお辞儀をするのを忘れないでくださいね。
まとめ:初詣ではお願いするのではなく目標を宣言する
初詣ではお願いしてはいけないなんてことはありません。
しかし、お願いするのであればこちらからも神様や仏様に対してマナーを守る必要があります。
神様や仏様はお願い事も対して良い方向に向くよう見守ってくださる存在。
初詣では新年頑張ることを宣言し、そのうえで見守ってもらえるようにお願いをしましょう。