蚊取り線香の灰は再利用できる?捨て方についても

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蚊取り線香を使うと、燃焼した部分から白い灰が溜まりますよね。

蚊取り線香丸々一個分の灰はそこそこ多いように思えますが、虫除け以外で使い道はあるのでしょうか?

実は、あるにはあるのですが、使い終わった蚊取り線香の灰はなるべく捨てた方が安全です。

なぜなら、燃焼し終わった蚊取り線香の灰にも火事のリスクがあるからです。

そこで、蚊取り線香の灰を火事が起きないよう取り扱う為に

・蚊取り線香の灰の再利用方法

・蚊取り線香の安全な捨て方

・蚊取り線香の灰を処分する際の注意点

3つについてまとめました。

【蚊取り線香の灰は再利用出来る?】

蚊取り線香の灰を、再利用する方法はあります。

一通り期待できそうな使い道をまとめましたが、メリットはあまり無いようです。

<肥料に再利用出来るか?>

草木灰という肥料があります。

草木灰とはその名の通り落葉、わら、枯れ草など植物を燃やして灰にしたアルカリ性の肥料です。

同じように食物を燃やして作られている蚊取り線香の灰はほとんどアルカリ性で出来ており、土壌を中和する肥料の役割が期待されます。

ですが、酸性の土壌を中和出来た例は、ほとんど無いとのことです。

蚊取り線香の灰を再利用するよりかは、園芸用の肥料を使用した方が良いでしょう。

<灰にも虫除け効果はあるのか?>

蚊取り線香の煙に虫除け効果があるなら灰にも効果が期待できるのでは?と思うかもしれませんが灰には効果は無いようです。

蚊取り線香は燃やした時点で殺虫効果のある成分が空気中に発散されるので灰には効果はありません。

<アクセサリーの研磨剤や掃除に使える>

蚊取り線香の灰の実用的な再利用方法を挙げるとするなら研磨剤に使えます。

蚊取り線香の灰は粒子が細かく、布に水と少しの灰をつけ、金属を磨くと輝きを取り戻します。

金属のサビも綺麗に落とせるんですね。

擦り過ぎると傷がつくので注意が必要です。

アクセサリー以外だとキッチンシンクの掃除にも使えるとのことです。

蚊取り線香のアルカリ成分がシンクの油分に反応してせっけんの代わりになります。

またシンクも擦り過ぎると傷がつくので注意しましょう。

というように、一応蚊取り線香の再利用方法はあります。

ですが、掃除や研磨剤に使えるからといって使い終わった蚊取り線香の灰を皿に残したままにしておくのは、不完全燃焼や異常燃焼の原因になります。

もし不完全燃焼が起きると、灰から一酸化炭素が発生します。

一酸化炭素は色も匂いもしないので、発生してもなかなか気付けません。

知らないうちに部屋の中が一酸化炭素で満たされると、血中でヘモグロビンと強く結合して酸素と結合出来なくなります。

次第にめまいや頭痛、吐き気が起こり悪化すると昏睡が起きます。

昏睡したまま亡くなるケースもあるので、非常に危険です。

使い終わった蚊取り線香の灰は再利用せずに、なるべくすぐ捨てた方が安全でしょう。

【蚊取り線香の灰の捨て方】

安全な蚊取り線香の捨て方は、完全に火が消えたのを確認してから燃えるゴミに出します。

使い終わった蚊取り線香は、火種が残っている可能性があります。

蚊取り線香の灰は、火が消えてからすぐには捨てないで一日経ってから捨てましょう。

【蚊取り線香の灰を捨てる時の注意点】

灰を捨てる際にも注意点があります。

蚊取り線香の灰を安全に捨てる方法を覚えて火事を防ぎましょう◎

<燃えてからすぐには捨てない>

上記の通り、火種が消えたのを確認してから捨てましょう。

蚊取り線香の燃焼している部分は、700度から800度になります。

そして燃焼して落ちた灰は、300度とかなりの高温です。

落ちたばかりの灰を高温のまま処理してしまうと火事が起こりやすいので、灰が完全に冷えたのを確認してから処分しましょう。

<蚊取り線香の灰は水に流さない>

ご家庭によっては水に流して処理しているとのことですが、灰を流してしまうと排水溝が詰まる原因になります。

<クーラーや扇風機の近くに置かない>

灰が飛び散ってしまわないようになるべく遠ざけましょう。

また蚊取り線香を使っている最中でも、火事の予防に適切な距離を置きたいですね。

<窓は締めておく>

灰を捨てる際に窓を開けるのも、風で飛び散る原因になります。

換気は大切ですが捨て終わった後にしましょう。

<子どもやペットの近くに置かない>

蚊取り線香が燃焼し終わった後でも、冷めていない灰を触るとやけどしていまいます。

また小さな子どもやペットが灰を口に入れたり、灰皿をひっくり返したりしてしまう恐れがあります。

必ず子どもやペットの手の届かないところに置きましょう。

【まとめ 蚊取り線香の灰は再利用に向いてない】

蚊取り線香の灰の再利用方法と、灰の捨て方についてまとめました。

・蚊取り線香の灰は再利用せずに、すぐ捨てる方が安全

・使い終わった蚊取り線香は、完全に火が消えたのを確認してから処分する

・燃焼した灰にもやけどや火事のおそれがある

どんなに小さな火種でも火事のなる可能性は十分にあります。

火事にならないためにも使い終わった蚊取り線香は安全に処理をしてまた虫除けに役立てたら良いですね!