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大人になると鉛筆やシャープペンシルを使う機会はめっきり減って、一気に活用頻度が高くなるボールペン。
商品によって書き心地が全然違うから、その中からお気に入りを見つけて愛用しています^^
私が愛用しているのは水性のボールペンなんですが、ボールペンって油性もありますよね。
油性と水性ボールペンの違いはそもそも何なのでしょうか?
そこで今回は、ボールペンについて調査!
油性と水性ボールペンの違いや、それぞれの見分け方についてまとめたのでぜひチェックしてください。
油性ボールペンと水性ボールペンの違いは?
油性と水性ボールペンの違いは、主に【インク素材・書き心地・耐水性】の3つ。
それぞれの違いを詳しくみていきましょう。
油性と水性ボールペンの違い①インク素材
油性ボールペン | 主に染料+アルコール系溶剤 |
水性ボールペン | 主に顔料+水 |
名前から分かるように、油性ボールペンはインクの特性が油性なのに対し、水性ボールペンは特性が水性です。
油性ボールペンは、色素である染料を溶かす際にアルコール系溶剤を使用しているのが特徴。
一方、水性ボールペンは色素の顔料を溶かす際に水を使用しています。
それぞれの色素となる染料と顔料ですが、どちらも色素の一種。
溶剤に溶ける色素が染料で、溶けないものが顔料です。
油性ボールペンには染料が、水性ボールペンには顔料が使用されることが多いですが、これは商品によっても変わるので絶対ではありません。
油性と水性ボールペンの違い②書き心地
油性ボールペン | インクに粘り気があり、やや重さを感じる書き心地 |
水性ボールペン | インクはサラサラとしており、軽くてなめらかな書き心地 |
油性ボールペンはアルコール系溶剤を使用しているため、インク自体に粘り気があります。
書き出しが重く感じられるのは油性ボールペンの特徴と言えるでしょう。
水性ボールペンはサラサラとした水のようなインクなので、軽くてなめらかな書き心地。
かすれることもなく、誰にでも使いやすいという点でも水性ボールペンのほうが人気があるといえます。
「じゃあ油性ボールペンを使うタイミングってないんじゃ?」と思うかもしれません。
しかし、油性ボールペンには水性ボールペンにはないメリットがあるんです!
油性と水性ボールペンの違い③耐水性
油性ボールペン | すぐに乾いてにじみにくい |
水性ボールペン | にじみやすくて乾きにくい |
油性ボールペンの最大のメリットは耐水性。
油性のインクだから書いたところからすぐに乾いて、にじみにくいので書いた文字や絵をきれいに残すことができます。
一方、水性ボールペンはそこまで耐水性がありません。
「乾いたかな?」と思って文字をなぞったらインクが伸びて汚れた…なんてことありませんか?
なかなか乾きにくいのが水性ボールペンの難点であり、また水に触れるとにじんでしまいます。
書きやすいけど、書いた後の取り扱いに気をつけないといけないのが水性ボールペンなんですね。
油性ボールペンと水性ボールペンの見分け方
「このボールペン、油性と水性のどっちだろう??」
そう迷ったときは、プラスチック素材の下敷きやツルツルした本の表紙などにボールペンで字を書き、すぐに手でこすってみてください。
書いた文字がこすれず消えなければ油性ボールペン、書いた文字がこすれて伸びるようであれば水性ボールペンです。
文字や絵が、油性か水性のどちらのボールペンで書いたか知りたい場合は、文字や絵の上に少し水をたらしてみましょう。
水性ボールペンは耐水性が低いため、時間が経ってからでも水に触れるとインクがにじんでしまいます。
油性ボールペンを使う場面
油性ボールペンを使う場面としておすすめなのは2つ。
- 屋外で作業するとき
- 書類など長く保存したいものを書くとき
油性ボールペンのメリットはなんといっても、耐水性に優れていること。
すぐに乾いてにじみにくいので、雨や暑い日の汗などで書いた文字が水分に触れてしまってもにじむことがありません。
耐光性も高いので、長期間保存したい文を書くときにも油性ボールペンはぴったり。
直射日光や電球の光によってインクが薄くなっていくことがないので、大事な書類を書くのに適しています。
書き心地こそ重たいですが、大事な書類は時間をかけて書くことが多いもの。
「丁寧に書ける」と思えば油性ボールペンもまたいいですよね。
また、最近では低粘度インクを採用した油性ボールペンも登場。
耐水性・耐光性はそのままに、サラッとした軽い書き心地を実感できますよ^^
水性ボールペンを使う場面
水性ボールペンを使う場面としておすすめなのは以下の2つ。
- 筆圧が弱い人が使うとき
- イラストを描きたいとき
水性ボールペンは軽くてサラサラとした書き心地がポイント。
力を入れなくてもかすれることがないので、筆圧が弱い人が使うのにぴったりです。
また、カラーバリエーションが豊富なのも水性ボールペンならでは。
イラストを描いたり手帳をカラフルにデコレーションするなら、水性ボールペンを使うことでより楽しむことができるでしょう。
実際に、我が家の子どもも水性ボールペンを使って塗り絵を楽しんでいます^^
クレヨンより細かく塗れるのがいいんだとか◎
ボールペンの油性と水性の違いはインクの素材・書き心地・耐水性
油性と水性ボールペンの違いをまとめました。
一見すると全く同じに見える油性・水性ボールペンですが、素材から書き心地、耐水性と違いは多くあります。
油性ボールペンは大事な書類を書くときに、水性ボールペンは子どもがお絵描きをするのに適しています。
それぞれメリット・デメリットがあるので、うまく使い分けるといいですね^^