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子どものお絵描きや塗り絵に欠かせない色鉛筆。
最近では大人向けにたくさんの色数がセットになった色鉛筆もあって、画材道具としては一番身近な存在ですよね。
そんな色鉛筆、商品によって12本入りや36本入りなどさまざまですが必ず入っているのが白色の色鉛筆。
でも画用紙やノートって白紙がほとんどだから、白色って使う機会があまりなく我が家の子どもの色鉛筆もいつも白だけ残ります。
色鉛筆の白はなぜ入っているのでしょうか？
そこで今回は、色鉛筆のについて白はなぜ入っているのか、また白の有効な使い方についてもまとめました！
色鉛筆の白はなぜ入ってる？
色鉛筆の白はなぜどのセットにも入っているのか、その答えは白色は重ね塗りに非常に活躍する色だからです。
必ずしもこれが正解！ということはありませんが、色鉛筆は単色では使わずに色を重ねて使っていくもの。
例えば、マジックだったら一度色を塗ったら上に他の色を塗っても黒っぽくなるだけで、「重ねた色味」というのは出てきません。
しかし、色鉛筆は赤色に青色を重ねれば紫色が、黄色に青色を重ねると緑色が出てきます。
「重ねた色味」を楽しむことができるのが色鉛筆なんですね。
少しずつ色を重ねて繊細な色味を表現するのが色鉛筆のおもしろさなんですが、白色があることでその表現の幅はグッとアップ。
濃い色に重ねて全体をやわらかくしたり、また持っている色鉛筆に白色を重ねることで微妙な差のニュアンスカラーを作り出すこともできます。
絵をよく描く人ほど色鉛筆の白色はすぐになくなっていくんだとか。
白色は単体では使い道がないかもしれませんが、他の色と組み合わせることで大活躍する色というわけです。
色鉛筆の白が減らない！使い方って？
ここからは、色鉛筆の白がなかなか減らない人に向けて、白の使い方を3紹介します！
どれも覚えておくとお絵描きや塗り絵が楽しくなるので、ぜひ試してみてくださいね^^
- 下地として使う
- マスキングとして使う
- 重ね塗りして使う
白の使い方①下地として使う
白の使い方ひとつめは、下地として使うということ。
ひとくちに画用紙やノートといってもその材質はさまざまで、中には表面がザラザラだったりデコボコしているものもありますよね。
色鉛筆の白はそんな紙の下地として使うことで、表面をつるっとさせることができるんです。
方法は簡単。
これから色を塗っていきたい、描いていきたいといった部分を白の色鉛筆で塗りつぶすだけ。
そのあと他の色で上から塗ったり描いていってください。
白で下地を作ることで次に重ねた色に光沢が出ますよ。
下地がある部分とない部分を作ることで、一枚の紙の上で違った表現ができるようになりますね。
白の使い方②マスキングとして使う
白い色鉛筆はマスキングの役目も果たします。
あらかじめ「ここには色を塗りたくないな」という部分に白の色鉛筆を塗っておくと、上から色を重ねたときに色がつきにくくなります。
分かりやすい動画があったので参考に載せておきますね。
色鉛筆の種類によってはきれいに色がのってしまう場合もあるので、マスキングとしての効果は抜群ではないかもしれません…。
ただ、あらかじめ白い色鉛筆を使ったところは紙の感触が他とは変わるので、「間違えて塗ってしまった」なんてうっかりは防げそうです。
白の使い方③重ね塗りして使う
最も定番の使い方が重ね塗りして使うこと。
例えば、ただピンク色を塗るよりも赤色を塗った上から白色を重ねて作るピンク色のほうが、やわらかな色味を出すことができます。
さらに、全体の統一感を出すのにも白い色鉛筆が役立ちます。
一見白い紙も色鉛筆で全体を塗ると紙の白だけ浮くことがありますが、白い色鉛筆で塗ればニュアンスが同じになって紙の色が浮くことがありません。
白色ありきでお絵描きや塗り絵をすると、これまでより技法の幅がグンと広がって楽しくなりますよ^^
まとめ：色鉛筆の白は重ね塗りするためにある
色鉛筆の白はなぜ入っているのか、その理由についてまとめました。
白色単体だと「何に使うの？」と思ってしまいますが、色鉛筆の白が本領発揮するのは他の色と重ねたとき。
単体の色にはないやわらかなニュアンスを生み出すことができます。
全体の統一感も出るので、ぜひ普段のお絵描きや塗り絵に白を使ってみてくださいね！
