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学生時代に交換した手紙や子どもが小さいときに描いてくれた似顔絵。
思い出としてずっと残しておきたいものってありますよね。
私も大事なものとしてしまっているんですが、この前久しぶりに見返してみたら鉛筆の文字が薄くなっていてショックを受けました><
そうなると、気になるのは鉛筆の文字は何年で消えるかということ。
鉛筆で書かれた思い出の品をずっと残しておく方法はあるのでしょうか?
そこで今回は、鉛筆の文字は何年で消えるのかを調査!
色鉛筆の場合や鉛筆の文字を保存する方法もまとめたので、ぜひチェックしてくださいね。
鉛筆の文字は何年で消える?
鉛筆の文字は何年で消えるのか調べたところ、保管状態によっては数百年経っても消えることはないということが分かりました。
というのも、鉛筆で文字や絵を書くというのは、紙の上で鉛筆の芯が削られて黒い粉が筆跡として付着するから。
鉛筆の黒い粉は黒鉛と粘度を焼き固めて作った強度の高いもの。
こすれてしまわない限り、紙の上にのったままなので消えることはほとんどないと言えます。
実際に、ネットでは「30年前に書いた日記が読めた」「60年前に鉛筆で書かれた記録が出てきた」なんて意見も。
数百年はまれとしても、鉛筆の文字がたった数年で消えてしまうことはないと思われます。
ただし、鉛筆で書いた文字はこすれに弱いので保管状態が悪ければすぐに薄くなってしまいます。
鉛筆で書いた手紙や日記など、大事に残しておきたいときは正しく保管しないといけません。
色鉛筆の文字は何年で消える?
子どもの絵は色鉛筆で描かれることが多く、こちらも長く残しておきたいと思いますよね。
しかし、完全に消えることはないにしても、色鉛筆の文字は保管状態が悪いと数年で薄くなることがあります。
鉛筆の文字が何十年も持つのに、色鉛筆は数年で薄くなるのはなぜか。
原因は色鉛筆の芯の成分が関係しています。
鉛筆が黒鉛+粘土でできているのに対し、色鉛筆は主に【ロウ+タルク(粘土鉱物)+顔料+のり】でできています。
鉛筆とは成分が違うので、色鉛筆は消しゴムでなかなか消せないんですね。
そしてこの鉛筆の芯は、色のもとになる顔料をロウが覆うことで紙に定着させています。
しかし、ロウも顔料も紫外線には弱いため、直射日光があたる場所に色鉛筆で書いたものを置いておくとすぐに薄くなってしまうんです。
三菱鉛筆のHPにも、色鉛筆の耐光性(光に対する耐性)に関して以下のように記載がありました。
そのため、顔料インクのペンと比較し、色鉛筆は描線の耐光性の劣る色が多くなります。
また、色や描線の濃さ(厚さ)で、色褪せの程度は異なります。
そのため、色鉛筆の絵を直射日光へ当て続けると、数年で異なる色使いの絵のように変わる場合があります。
三菱鉛筆
そういえば、我が家でも窓に近い場所に貼ってある子どもの絵(色鉛筆で描いたもの)は、1年も経たないうちに色合いが薄くなっていました。
色鉛筆は成分上どうしても長持ちしないので、鉛筆で書いたもの以上に保管状態に気をつけないといけませんね。
ただ、最近では耐光性を強化した色鉛筆も販売されています。
主にプロが使うものではありますが、ネット通販でも手に入るので気になる人はチェックしてみてください。
鉛筆の文字を保存する方法
鉛筆の文字を保存するときのポイントは2つ。
- こすれから守ること
- 直射日光にあてないこと
以上を踏まえて、おすすめの保存方法は1枚ずつファイリングすることです。
ただバインダーに挟むのではなく、1枚1枚クリアポケットに入れて保存することが大切。
クリアポケットに入れることでこすれから鉛筆の筆跡が薄くなるのを防げますし、直射日光からも守ることができます。
何より、あとからまとめて見返しやすいのがいいですよね◎
大きいサイズのものを選べば、折りたたまずに保存できて便利です◎
日記帳などはそのままの状態で直射日光が当たらない場所で保存しましょう。
鉛筆の芯は光に強くとも、紙が直射日光で劣化してしまうことがあるからです。
時たま風通しのいい場所に移して、カビが生えないようにすれば何十年も保存できますよ^^
鉛筆の文字は何年で消えるまとめ
鉛筆の文字は何年で消えるかまとめました。
- 鉛筆の文字は保管状態が良ければ何十年も消えないで残る
- 色鉛筆の文字は鉛筆に比べて消えやすく、早ければ数年で消える
鉛筆の文字はこすれない限り何十年も消えずに残ります。
年数が経つと薄くなることもありますが、こすれと直射日光から守れば何十年もそのままの状態で保存できますよ。
一方、色鉛筆は鉛筆と成分が違うため、どうしても色が薄くなりやすいです。
直射日光があたる場所に置いておくと数年で見えないほど薄くなるので、鉛筆以上に保管状態に気をつけましょう。