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春夏秋冬は「しゅんかしゅうとう」と読みますが、人名漢字だと「ひととせ」と読みます。
どこをどう読めば「ひととせ」になるんだろう?って思いますよね。
漢字の読み方には意味と由来が関係しています。
普通の読み方では読めない難読名字が日本にはたくさんあるんです。
難読名字の有名人がいると馴染みがあるので読むことができます。
でも、初めて見る難読名字だった場合、読むことは難しいですね。
今回は
- 春夏秋冬を名字でひととせと読む意味は?
- 春夏秋冬をひととせと読む由来
- 他にもある?難読名字
上記について紹介します。
春夏秋冬を名字でひととせと読む意味は?
春夏秋冬の名字は1年という意味から「ひととせ」と読みます。
春夏秋冬(しゅんかしゅうとう)は1年間の季節を表しているんです。
年は(とせ)とも読むことで知られています。
七五三で食べる千歳飴(ちとせあめ)も歳を(とせ)と読んでいますよね。
数も1から10まではひとつ、ふたつ、みっつ、と読みます。
春夏秋冬は1年間という意味を表しているので、1(ひとつ)年(とせ)から、ひととせと読むんです。
なんだかクイズを解いている気分になりますね^^
春夏秋冬をひととせと読む由来
春夏秋冬をひととせと読む由来は、詳しくは分かっていません。
架空のものや江戸時代の戯書から引用されたとも言われており、実在しない苗字と考えられています。
江戸時代は言葉遊びが流行っていたこともあり、春夏秋冬の名字をひととせと読むような謎解きゲームの遊び心がある読み方の名字が登場したのでしょうか?
名字研究家の間では実在しない名字を「幽霊名字」と呼んでいます。
日本全国民の戸籍を調べれば、実在する名字かどうかハッキリさせることが可能です。
でも、膨大な数の戸籍と個人情報保護のため、その調査がこれからも行われることはないでしょう。
ほかにも幽霊名字といわれる難読名字があります。
難しい読み方ですと、実在する名字なのか幽名字なのか分かりませんね。
そんな時は「日本姓氏語源辞典」で名字を調べてみるといいですよ。
(日本姓氏語源辞典:https://name-power.net/)
幽霊名字の可能性が高い名字は「検索しても該当する名字(姓氏)が見つかりませんでした」と表示されます。
他にもある?難読名字
日本にはたくさんの難読名字があります。
有名人ですと
- 水卜(みうら)
- 妻夫木(つまぶき)
- 一青(ひとと)
- 小比類巻(こひるいまき)
などの難読名字があります。
有名な方々の名字なので読める人が多く、もはや難読ではないのかも。
一文字難読名字
- 欄(ませき)
- 罍(もたい)
- 靨(えくぼ)
画数が多いので、書道の時は大変そうですね。
二文字難読名字
- 御鱗(おいら)
- 垂髪(うない)
- 王生(いくるみ)
さずが難読名字です!
読めない名字ばかりですね。
三文字難読名字
- 小鳥遊(たかなし)
- 月夜里(やまなし)
- 御薬袋(みない)
鷹がいないと小鳥が遊べるので「たかなし」
山がないと月がよく見えるので「やまなし」
無病長寿の里として知られており、薬袋を見ないことから「みない」
など、楽しい由来があるようです。
四文字難読名字
- 四十九院(つるしいん)
- 四十八願(よいなら)
- 四十物谷(あいものや)
四十の読み方がそれぞれ違うことに注目です!
漢字は難しくはないのですが、読み方が想像できない難読名字ですね。
五文字難読名字
- 左衛門三郎(さえもんさぶろう)
- 勘解由小路(かでのこうじ)
昔の人の名前のような名字です。
間違いなくハンコは特注品になりますね。
読み方が難しい名字ですが、五文字という点も珍しいです。
今回難読名字を調べてみたら、あまりの多さに驚きました。
読めない、書けない、会ったことがない!
難読名字の方々は、みなさんどちらにいらっしゃるんでしょうか?
春夏秋冬をひととせと読む名字が実在しない幽霊名字というのもビックリです。
存在しないのにインターネットには難読名字として紹介されているところも。
今回色々と調べるまでは幽霊名字という分類があるのを知りませんでした。
小説を読んでいると難読名字の登場人物に出会うことがありますが、実在するかどうか日本姓氏語源辞典のサイトで調べてみるのも面白いですね。
春夏秋冬を名字でひととせと読む意味まとめ
春夏秋冬は名字では「ひととせ」と読みます。
- 春夏秋冬は1年を表す
- 1を「ひとつ」と読む
- 年を「とせ」と読む
1(ひとつ)年(とせ)から「ひととせ」と読まれる難読名字です。
でも、春夏秋冬をひととせと読む名字は、実在しない名字と言われています。
架空のものや江戸時代の戯書から引用されたものが多くあるようです。
春夏秋冬をひととせと読む名字以外に、八月十五日(なかあき)も実在しない名字と言われています。
旧暦の八月十五日は中秋の名月!
中秋を表すことから、なかあきと読みます。
江戸時代は言葉遊びが流行っていたので、楽しい遊び感覚で架空の名字がたくさんできたとも考えられています。
春夏秋冬をひととせと読む名字の方にどなたか実際にお会いすることがあれば、幽霊名字とは言われなくなりますね。
今まで名乗り出てきた方はいないとのこと。
いつか春夏秋冬をひととせと読む名字の方が登場したら、名字研究家の方や学者の方々がビックリしてしまいますね。