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毎日続くお弁当作り、大変ですよね。
私もお弁当を作っていますが朝はどうしてもバタバタするため、一からお弁当用におかずを作るなんてことはできません。
そこで私が活用しているのが、お弁当用に冷凍したおかず。
夕飯を作るついでに小分けにして冷凍しておけばいいので助かっています^^
でも、お弁当用に冷凍したおかずはそのまま入れるのはNG!
市販の冷凍おかずのようにそのまま入れたくなりますが、自然解凍だと食中毒の危険性があるんです。
そこで今回は、お弁当用に冷凍したおかずをそのまま入れることの危険性についてまとめました。
お弁当用に冷凍したおかずをそのまま入れるのは大丈夫?自然解凍の危険性は?
お弁当用に冷凍したおかずをそのまま入れるのはおすすめできません。
レシピ本によっては【そのまま入れられる・冷凍したまま入れられる】と紹介されている冷凍おかずもありますが、きちんと監修されたレシピでなければ自然解凍しないほうがいいでしょう。
というのも、冷凍おかずを自然解凍すると菌が繁殖する危険性が高いからです。
お弁当が傷む原因となる菌は、【水分・20~40℃の温度・栄養】の3つが揃うと一気に繁殖。
冷凍おかずを自然解凍すると、水分が多く出て、さらにゆっくりと解凍されていくことで20℃前後を保つことになります。
解凍しながら菌も増やしている、恐ろしい状態というわけです。
しかも、繁殖した菌はお弁当内に広がるため、冷凍おかずだけでなく他のおかずやご飯まで傷ませてしまうことに。
以上のことから、お弁当用に冷凍したおかずをそのまま入れるのはやめておいた方がいいでしょう。
市販の冷凍おかずはそのまま入れても平気なものもある
お弁当用に冷凍したおかずであっても、そのまま入れても大丈夫なものがあります。
それは、市販品で【自然解凍OK】や【そのまま食べられる】といった記載のある冷凍おかず。
加熱解凍する必要がなく、凍ったままお弁当に入れられます。
忙しい朝でもさっと入れるだけでとにかく便利なので、私はお弁当用に冷凍食品を買うときは【自然解凍OK】のものを選ぶようにしています^^
そのまま入れても平気な理由は、徹底した衛生管理にあります。
例えば、コープのそのまま食べられる冷凍おかず。
HPに記載があるとおり
自然解凍可能な弁当用冷凍食品は、HACCPによる衛生管理などでの製造により品質面・衛生面の基準をクリアしているため、自然解凍で問題はありません。
それ以外の商品は自然解凍では本来の味わい、品質にならないので、パッケージなどでご案内している調理方法でお召し上がりください。
コープ北陸事業連合
自然解凍して食べても問題ないように作られているんです。
厳しい商品基準をクリアしたものだけ【自然解凍OK】の記載が付けられるようになっているのですが、その基準というのが【35℃以上で9時間以上】というもの(参考:一般家庭向け弁当用自然解凍調理冷凍食品等の製造・販売に係わる取扱要領)
35℃というのはなかなかの猛暑日。
そんな暑い日に9時間もお弁当を持ち歩くことはそうそうなさそうですが、それだけ厳しい基準をクリアしてやっと【自然解凍OK】になるんですね。
お弁当用に冷凍したおかずを入れるときのポイント
ここからは、お弁当用に冷凍したおかずを入れるときのポイントを3つ紹介。
少し手間に感じるかもしれませんが、安心して食べるためにチェックしておきましょう。
- 電子レンジで中心部までしっかりと加熱すること
- 冷めてからお弁当箱に詰めること
- 保冷剤を付けてお弁当を持ち運ぶこと
電子レンジで中心部までしっかりと加熱する
お弁当用に冷凍したおかずは、詰める前に電子レンジ等で加熱解凍します。
冷凍おかずの大きさにもよりますが、小分けにしたものであれば1つ40~60秒あれば解凍できるはず。
中途半端に表面だけ解凍すると余計菌が繁殖しやすくなるため、中心部までしっかり加熱するようにしましょう!
冷めてからお弁当箱に詰める
中心部まで加熱解凍した冷凍おかずは湯気が出るほど熱々の状態になります。
温かいおかずをそのままお弁当箱に詰めるのはNG!
お弁当箱の中に水蒸気がこもってしまい、せっかくのおかずやご飯をびちゃびちゃにしてしまいます。
また、余分な水分は菌が繁殖する原因になります。
お弁当を傷ませないためにも、加熱解凍した冷凍おかずは冷ましてからお弁当箱に詰めましょう。
熱々のものが冷めるまでにはある程度時間が必要なので、お弁当作りではまず冷凍おかずの解凍から始めるといいですね◎
私がおかずや炊き立てのご飯を冷ますのに利用しているのが、アルミトレイと保冷剤。
熱伝導率のいいアルミトレイの下に保冷剤を置き、上におかずをのせれば通常より早く粗熱を取って冷ませます^^
保冷剤を付けてお弁当を持ち運ぶ
手作りのおかずが入ったお弁当は、安心して食べるために保冷剤を付けて持ち運びましょう。
気温が高い夏場はもちろん、冬場であっても移動中の電車内や職場や学校内は暖房で暖かいことが多いもの。
季節問わず1年中保冷剤を付けるのをおすすめします。
冷たい空気は下に降りていくので、保冷剤はお弁当の上に置くと◎
まとめ:お弁当用に冷凍したおかずはできるだけ加熱したほうがいい
お弁当に冷凍おかずをそのまま入れるのはおすすめできません。
凍ったまま入れられるのは市販の【自然解凍OK】の記載がある冷凍おかずか、専用のレシピで作られた冷凍おかずのみ。
より安心して食べるため、手作りの冷凍おかずは事前に加熱解凍してから入れるようにしましょう。